【仮想通貨と確定申告】その18 仮想通貨Excel元帳 カスタマイズ方法#1
過去記事でダウンロード可能な仮想通貨Excel元帳、本日はこちらのカスタマイズ方法をご説明します。
ファイルは問題点が見つかった時に修正を加えています。
実際にカスタマイズする前に、もう一度過去記事からファイルをダウンロードするようお勧めします。
Excelのセル関数の使い方などはある程度知識をお持ちという前提で書きますね。
また、説明にはGoogleスプレッドシートの画面を使いますので、Excelとはメニュー表記や位置などが異なります。ご了承ください。
カスタマイズするのは
- 通貨の種類を追加、変更
- 取引所の種類を追加、変更
以上です。
今回は通貨の種類を追加、変更する方法をご紹介します。
例をしてあげるのは通貨を追加する方法ですが、ご理解いただければすでにある通貨の変更もできるようになります。
通貨の種類を追加するには
まず画面構成をおさらい。
通貨の種類に変更する時に手を加えなくてはならないポイントは、
- 「残高表示エリア」の1行目に通貨シンボルを追加、ないし削除する。
- 「帳簿選択タブ」を増やす。もしくは不要なタブの名前を変えたり削除する。
- 「仕訳帳エリア」の「通貨」の列(D列、I列)のプルダウンに新しい通貨シンボルを増やす、もしくは不要な通貨シンボルを削除する。
では、順を追って見てゆきます。
1. 「残高表示エリア」
「通貨」プルダウンと書かれている範囲に書かれている通貨シンボルは、「仕訳帳エリア」の「通貨」の列(D列、I列)のプルダウンに対応しています。
不要な通貨シンボルは他の通貨シンボルに書き換えて構いません。また追加する場合は M列からU列の間の好きな場所に列を追加してください。
例としてU列の左に1列追加します。
空の列ができました。
そこに隣の行の具をコピペします。
通貨シンボルは、えっと「NAB」にしときましょうか。
隣のE列の具(E2からE15)を選択してコピペしました。選択は解除しないでください。そのままで、
通貨シンボルの文字列を置換します。
「XEM」の列からコピペしたので「XEM」から「NAB」に置換しています。
「数式内も検索」にチェックをするのを忘れないようにしてください。
やっていることは、選択したセルの範囲にある「XEM」という文字列をすべて「NAB」に変更しているだけです。しらみつぶしに手動で変更しても同じ結果です。でも変更箇所が多いので置換したほうが間違えがありませんよ。
置換した直後は「#REF!」となっているセルもありますが、今は気にしないでください。
「残高表示エリア」の変更は以上です。
2. 「帳簿選択タブ」
商品有高帳のタブならどのタブでも良いのですが、例では「XEM」のタブをコピってます。
タブの名前を変えてください。「NAB」にします。
「XEM」で使用していた時の値が入っていますので、不要な値を選択して削除します。
注意するのは、「残高」欄の数式は削除しないということです!
I列からK列では「移動平均法」で計算するための数式が入っています。これはそのまま利用します。
削除するのはA列からH列の範囲ですよ。
「帳簿選択タブ」の変更は以上です。
3. 「仕訳帳エリア」
「通貨」と書いてある列(D列とI列)に修正が必要です。
まずD列のプルダウンを示す▼が付いているセルを選択。(画像ではD2からD37)
その状態で、
新しい通貨「NAB」はU列に追加しました。
なので「条件」のなかの「'仕訳帳'M1:T1」を「'仕訳帳'M1:U1」に変更して「保存」。
ためしにどこかプルダウンをクリックしてみて下さい。
「NAB」が表示されれば成功!
今回はここまで
結構長くなりました。
次回は取引所を追加、変更する方法をご説明しますよ。
なるはやで、書きます。。
記事が記事だけに、年内には間に合わせます。
ではまた。